






自分の施設で先輩方
敬語を使わず利用者さんに話している人が多いんだけど
これっていいの??
タメ口は部署や会社全体的にもアウト!!
タメ口はもちろん、よくありません。
では、なぜダメなのか?
利用者様は人生の先輩。は、もちろんですが、そもそも自分より年上の人にため口で話しませんよね?
ましてや、利用者様は、職場にとってはお客さんです。
仲良しこよしでため口で話してもいいわけではありません。
利用者様側からとしても…ため口で話をされるとどうでしょう?どういうつもりんなんだと怒る人もいるかもしれません。
お金を払ってサービスの提供を受けているのに、対応が悪いと影響も悪いですよね。






新人だから気を付けようと思いますけど。。。
経験年数が長いと、敬語を使わないのが当たり前になってしまうというのも聞いたことありますね!
付き合いが長いといつのまにかというのも!
タメ口の例
- 「今から血圧測るねー。もう熱は測った?」
- 「今日は何する?」
「○○さん、トイレ行くよ」
「おはよー。元気だった?」
「初めは敬語で話していたけれども、入居者との関係性ができてきてからタメ口になった」、 「敬語で丁寧に話しすぎると、よそよそしさを感じて嫌だという方がいるからタメ口にしている」 といった、自分なりの理由のもとにタメ口で接している職員もいるかと思います。
しかし、本人は親しみを込めてタメ口を使っていたとしても、相手が同じようにタメ口に親しみを感じるかどうかはわかりません。
利用者さんやご家族によってタメ口に対する感じ方、とらえ方は違い、次のように思われることもあります。
- 職員からタメ口で話されると軽く扱われているような気がする。
- 自分はお世話をしてもらっている弱い立場であると感じてプライドを傷つけられる
- 介護が必要となる前は地位のある立場で仕事をしていて、尊敬している父(母)が、年下の子からタメ口で接されているのを見るのが辛い、不快に感じる
- 男性利用者さんは年功序列の縦社会を生きてきた方が多く、タメ口を好ましく思わない方も多い
タメ口を使っている本人も、最初は「親しみを込めて」という思いから、いつの間にか「馴れ馴れしく」なってしまっていることや、無意識のうちに上から目線になってしまっていることもあります。
タメ口を継続的に使用していると仕事としての緊張感がなくなり「これくらいなら、まぁいいか」と仕事がいい加減になってしまうことや、利用者さんに対して誠意を込めた対応ができなくなることもあります。https://care-infocom.jp/article/856/#i-7






いつのまにか上から目線で話しているな…と思うことばかりだな。
利用者とその家族様がどう思うかまでちゃんと考えないといいケアにもつながりませんね💦
不適切な言葉遣いになる3つの原因
接遇・マナーの意識が薄い
そもそも接遇や目上の方に対して敬語を使うというマナーを知らない、意識が薄いという場合があります。年齢が若い方や社会人経験が少ない方で、今まで敬語を使う経験や接遇を意識したことがないという方によくみられる原因です。
「親しみを込めている」という考え
「利用者さんとの距離を縮めたい」「早く信頼関係を築きたい」という思いから親しみを込めて、あえて敬語を使わずにタメ口で話すという職員の考えが原因となっていることもあります。
いきなり利用者さんに対して敬語を使わずに話すと、利用者さんが不快に思い、かえって距離ができてしまうこともあります。
「認知症だから伝わらない」という考え
認知症の方には短い言葉でわかりやすく話したほうが伝わりやすいという考えから、職員がタメ口や幼児言葉、命令口調を使っていることがあります。
短くわかりやすい言葉で伝えるということは大切ですが、目上の方に対する態度としてタメ口や幼児言葉、命令口調を使うことは、利用者さん本人にとってもご家族からみても不快な気持ちを抱かせてしまうことがあります。
相手の気持ちや自分の置かれている立場を理解できるようにしよう!
自分や相手の気持ちに立って考えると、なぜダメなのかが見えてきます。
実は、敬語で話すのは当たり前のことなのです。
では、逆に、私達の生活の中で年上の人にタメ口で良い時はどんな状況でしょうか。
それは、家族やごく親しい友だちに限られると思います。まれに、認知症や精神疾患等で家族のような親しい存在であることが求められることがありますが、その際は、ケアプランに記載し、根拠を明確にした上で対応する必要があります。
しかしながら、ここまでお伝えしてもタメ口の方が親近感あってご利用者に喜ばれるという方はいらっしゃるでしょう。しかし、私は、丁寧にお話しても親近感はだせると思います。
タメ口の怖いところは、ちょっとしたはずみでエスカレートし、上から目線の言葉になってしまうこと。
あっという間に高齢者への敬意、尊重の気持ちがなくなり、職員視点の介護に陥ります。そして、一人が二人、三人となり、タメ口が当たり前となった時、組織は崩壊を迎えるでしょう。一番辛い思いをされるのはご利用者です。




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